ジビエ肉との相性抜群!シラーの魅力を解説

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この記事でわかることは、ジビエ肉と相性抜群のお酒!

・シラーとは?
・シラーと相性が良好な肉料理

お肉に赤ワインは定番の組み合わせです。しかし、一口に赤ワインといってもその種類は非常に多いため、ワインの知識が少ない方は「どれを選べばよいのだろう?」と悩む方も少なくありません。そのような方に今回は肉料理との相性が良好なシラーをご紹介します。

■シラーとは?

シラーはフランスのコート・デュ・ローヌ地方を原産地とする赤ワイン用のブドウ品種です。またオーストラリアでもシラーは栽培されており、基本的にはこの2地域が「シラーの二大産地」として扱われています。

シラーの栽培面積は世界第6位であり、1999年から2010年までの20年間で栽培面積が5倍以上に増えた、近年人気の品種でもあります。ちなみにシラーはオーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれることが多いです。

シラーの特徴は小粒で濃厚な色合い、そして非常に厚い皮を持つことです。シラーに含まれているタンニンはバランスが取れており、酸は強めとなっています。

またコクのあるなめらかな果実味が楽しめる味わいに仕上がります。シラーは「スパイシー」と表現されることが多く、個性的な黒胡椒の香りを感じることができます。この香りは特にフランス地方で顕著に現れています。

一方のオーストラリアのシラーは熟した果実の味わいを前面に押し出したスタイルが特徴です。

シラーはこの強めの香りが取り上げられるため、そのイメージから「濃いワイン」とも思われがちです。しかし、実際には滑らかなタンニンを感じることができる上品な味わいとなっています。

またシラーはブレンド用のワインを生産するときにも重要な役割を果たしており、南フランス地方ではグルナーシュ、ムールヴェードルなどとブレンドされています。シラーをブレンドすることにより、長期熟成能力が与えられ、上質な味わいや香りを堪能できるようになります。

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